お別れ会・自由葬に。故人を偲ぶおしゃれなジャズBGM20選

📋 スタッフからひとこと — 山田敬一(葬儀映像演出 25年)

お別れ会・自由葬に。故人を偲ぶおしゃれなジャズBGM20選

BGM選びは、本当に難しいのです。何百回と葬儀の映像演出を担当してきた私でも、毎回悩みます。同じ曲でも、選ぶ写真との組み合わせ次第で、受ける印象がまるで変わる。それほどBGMは大切な要素です。著作権の問題とあわせて、この記事で丁寧に解説しますね。

大切な方が旅立たれたとき、その方を偲び、感謝を伝えるお別れの場は、形式にとらわれず故人らしさを表現したいと願うご遺族が増えています。ホテルを会場としたお別れ会や、自由な形式の葬儀(自由葬)では、故人の個性や生前の思い出を反映した空間づくりが求められます。

特にBGMは、会場の雰囲気を大きく左右し、参列者の心に深く響く要素です。故人が愛した音楽や、思い出の曲を流すことで、温かく、心に残るお別れの時間を演出できます。この記事では、形式張らないお別れの場にふさわしい、おしゃれで大人な雰囲気のジャズやボサノバのBGMに焦点を当て、具体的な選曲例とともに、準備のポイントをご紹介します。

はじめに:形式にとらわれないお別れ会・自由葬の音楽選び

故人らしさを表現するBGMの重要性

近年、伝統的なお葬式の形式にとらわれず、故人の個性や人柄を尊重したお別れの会や自由葬を選ぶ方が増えています。このようなお別れの場では、故人が生前大切にしていたものや、好きだったことを空間全体で表現することが重視されます。

その中でも、BGMは故人らしさを表現するための非常に重要な要素です。故人が愛したジャンルの音楽や、思い出深い曲を流すことで、参列者の方々が故人との思い出を振り返り、心温まる時間を過ごすことができます。音楽は言葉以上に、故人への感謝や愛情を伝える力を持っているのです。

お別れ会・自由葬にジャズ・ボサノバが選ばれる理由

お別れ会や自由葬のBGMとして、ジャズやボサノバが選ばれるのには、いくつかの明確な理由があります。

大人で洗練された雰囲気を演出

ジャズやボサノバは、その独特のリズムとハーモニーで、大人で洗練された雰囲気を自然に作り出します。ホテルやレストランなど、格式ある会場で行われるお別れ会にも品良く馴染み、落ち着いた空間を演出してくれます。

派手すぎず、かといって沈み込みすぎない絶妙なバランスが、故人を偲ぶ場にふさわしい上質な空気感をもたらします。

心地よく、感情を揺さぶる音色

ジャズやボサノバの多くは、耳に心地よいテンポとメロディを持っています。特にインストゥルメンタル(歌なし)の楽曲は、言葉にできない感情を音色で表現し、参列者一人ひとりの心に静かに寄り添います。

悲しみに浸るだけでなく、故人との温かい思い出を呼び覚まし、穏やかな気持ちで故人を見送る手助けとなるでしょう。

おしゃれなジャズ・ボサノバBGM選曲のポイント

お別れ会や自由葬のBGMを選ぶ際には、いくつかのポイントを押さえることで、より故人らしい、心に残る時間を作り出すことができます。

故人の好みや思い出の曲を優先

最も大切なのは、故人が生前好きだった音楽や、故人との思い出が詰まった曲を選ぶことです。ご家族や親しいご友人と相談し、故人の人柄や趣味、思い出のエピソードを共有しながら選曲を進めましょう。故人への想いが込められた曲は、参列者の心にも深く響きます。

会場の雰囲気や進行に合わせたテンポ

お別れ会の進行には、受付・開場時、献花・歓談時、お食事・送迎時など、様々なシーンがあります。それぞれのシーンに合わせて、適切なテンポの曲を選ぶことが重要です。

  • 受付・開場時: 参列者が訪れ始める時間帯は、ゆったりとして落ち着いた、しかし暗すぎない曲が適しています。
  • 献花・歓談時: 故人を偲ぶ時間には、しっとりとしたメロディで、感情を落ち着かせるような曲が良いでしょう。
  • お食事・送迎時: 会の締めくくりには、穏やかで心地よい余韻を残す曲を選ぶと、参列者の方々が穏やかな気持ちで会場を後にできます。

歌詞のないインストゥルメンタルがおすすめ

お別れの場では、歌詞のある曲よりも、歌詞のないインストゥルメンタル(歌なし)の楽曲がおすすめです。歌詞は、聞き手の感情に強く訴えかける力があるため、意図しない悲しみを誘ったり、特定の解釈を生んだりする可能性があります。

インストゥルメンタルは、純粋に音色やメロディが持つ力で、穏やかで洗練された雰囲気を創り出し、参列者それぞれの故人への想いに寄り添うことができます。

【シーン別】お別れ会・自由葬におすすめのジャズ・ボサノバBGM20選

ここでは、お別れ会や自由葬の各シーンにおすすめのジャズ・ボサノバのBGMを20曲ご紹介します。インストゥルメンタルの楽曲を中心に選定していますが、ボーカル曲のインストゥルメンタルカバーもおすすめです。

受付・開場時:ゲストを優しく迎える曲

参列者が会場に到着し始める時間帯は、緊張を和らげ、温かく迎え入れるような、心地よいテンポの曲を選びましょう。明るすぎず、しかし希望を感じさせるような、穏やかなジャズやボサノバが最適です。

  • 1. The Girl From Ipanema – Stan Getz & João Gilberto (ボサノバの代表曲、優雅で心地よい)
  • 2. Take Five – Dave Brubeck Quartet (ジャズの定番、洗練されたリズム)
  • 3. My Favorite Things – John Coltrane (落ち着いた中にも温かみのあるメロディ)
  • 4. Autumn Leaves (枯葉) – Cannonball Adderley (しっとりとした哀愁と美しさ)
  • 5. So Nice (Summer Samba) – Walter Wanderley (軽快で心地よいボサノバ)
  • 6. Wave – Antônio Carlos Jobim (ボサノバの巨匠による、穏やかな波のような曲)
  • 7. Lullaby of Birdland – George Shearing (スウィング感がありつつも上品なジャズ)

献花・歓談時:しっとりと故人を偲ぶ曲

故人を偲び、献花を行う時間帯や、参列者同士が故人の思い出を語り合う歓談時には、しっとりと落ち着いた曲がふさわしいでしょう。感情に寄り添い、静かな感動を誘うような選曲がおすすめです。

  • 8. Misty – Erroll Garner (ピアノが美しい、ロマンチックな名曲)
  • 9. Corcovado (Quiet Nights of Quiet Stars) – Antônio Carlos Jobim (静かで美しいボサノバの傑作)
  • 10. Desafinado – Stan Getz & João Gilberto (洗練された哀愁を感じさせるボサノバ)
  • 11. Body and Soul – Coleman Hawkins (テナーサックスが紡ぐ深い情感)
  • 12. My Foolish Heart – Bill Evans Trio (繊細なピアノが心に響くジャズ)
  • 13. What a Wonderful World – Louis Armstrong (インストゥルメンタルカバー推奨、温かいメッセージ)
  • 14. Over the Rainbow – Judy Garland (インストゥルメンタルカバー推奨、希望と郷愁)

お食事・送迎時:穏やかな余韻を残す曲

お食事をしながらの歓談や、お開きの際に参列者を見送る時間には、穏やかで心地よい余韻を残すような曲を選びましょう。明るすぎず、しかし前向きな気持ちになれるような、温かいジャズやボサノバが適しています。

  • 15. Blue Bossa – Joe Henderson (親しみやすいボサノバ風ジャズ)
  • 16. Summertime – Miles Davis (インストゥルメンタルカバー推奨、ゆったりとした夏の情景)
  • 17. Samba de Uma Nota Só (One Note Samba) – Antônio Carlos Jobim (リズミカルで軽やかなボサノバ)
  • 18. Besame Mucho – (多くのジャズ・ボサノバアーティストによるインストゥルメンタルカバーが存在)
  • 19. The Shadow of Your Smile – Bill Evans (映画主題歌としても有名な、美しいジャズバラード)
  • 20. Georgia On My Mind – Ray Charles (インストゥルメンタルカバー推奨、心温まる名曲)

BGM準備の注意点とプロに頼むメリット

BGMの選曲だけでなく、実際に会場で流すための準備にも注意が必要です。スムーズなお別れの会のために、以下の点を確認しましょう。

音源の準備と再生環境の確認

選曲した楽曲の音源を、CD、USBメモリ、またはストリーミングサービスなどで準備します。会場の音響設備や再生機器(CDプレーヤー、PC、スマートフォンなど)が何に対応しているか、事前に必ず確認してください。また、万が一のトラブルに備え、予備の音源や再生機器を用意しておくことをおすすめします。

著作権・使用許可について

お別れ会や自由葬で音楽を流す場合、営利目的でなくても、著作権法上の「公衆送信権」や「演奏権」が発生する可能性があります。特に、不特定多数の参列者が集まる場所で音楽を流す場合は注意が必要です。

多くの場合、ホテルや専門の会場では、BGMに関する著作権料を包括的にJASRAC(日本音楽著作権協会)などに支払っているため、個別に許諾を得る必要がないこともあります。しかし、個人で手配する場合は、必ず会場の担当者やBGM業者に確認し、適切な手続きを踏むようにしましょう。

プロのBGM演出サービスも検討

BGMの選曲から音源準備、再生環境の構築、著作権処理まで、全てを自身で行うのは時間と労力がかかります。故人を偲ぶ大切な時期に、これらの準備に追われるのは避けたいものです。

そこで、プロのBGM演出サービスや、お別れ会・自由葬の専門業者に依頼することも検討してみましょう。プロに依頼するメリット・デメリットは以下の通りです。

項目 セルフ準備のメリット・デメリット プロ依頼のメリット・デメリット
費用
  • メリット: 費用を抑えられる可能性がある
  • デメリット: 音源購入費や機材レンタル費が発生することも
  • メリット: 費用はかかるが、手間や心配が軽減される
  • デメリット: サービス料金が発生する
選曲・演出
  • メリット: 故人への想いをダイレクトに反映できる
  • デメリット: 専門知識がないと、シーンに合わせた適切な選曲が難しい場合も
  • メリット: 専門家が故人のイメージに合わせた最適な選曲・演出を提案
  • デメリット: 故人の好みを細かく伝える必要がある
機材・音響
  • メリット: 自身の使い慣れた機材を使用可能
  • デメリット: 会場の設備との互換性確認やトラブル対応が必要
  • メリット: 高品質な機材とプロのオペレーションで安定した音響
  • デメリット: 特になし
著作権対応
  • メリット: 特になし
  • デメリット: 自身で確認・手続きが必要となる場合がある
  • メリット: 専門業者が適切に著作権処理を行うため安心
  • デメリット: 特になし
準備にかかる負担
  • メリット: 特になし
  • デメリット: 故人を偲ぶ大切な時期に、多くの手間と心配が発生
  • メリット: 専門家に任せることで、ご遺族の負担を大幅に軽減
  • デメリット: 特になし

大切な方とのお別れの時間を、心穏やかに過ごすためにも、プロの力を借りる選択肢も視野に入れてみてください。

まとめ:音楽で故人への感謝と愛情を伝える

形式にとらわれないお別れ会や自由葬において、BGMは故人らしさを表現し、参列者の心に深く刻まれる大切な要素です。おしゃれで大人な雰囲気を持つジャズやボサノバは、故人を偲ぶ場にふさわしい、洗練された空間を演出してくれます。

故人の好みや思い出の曲を優先し、シーンに合わせた選曲を心がけることで、故人への感謝と愛情が伝わる、心温まるお別れの時間を創り出すことができるでしょう。音源の準備や著作権など、細かな点にも配慮し、必要であればプロのサポートも活用しながら、故人らしい最高のBGMで、思い出に残るお別れの会を実現してください。

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